「失敗を怖がる子供」「挑戦しない子供」いませんか?
- あきらめずにやればできるのに・・・
- どうして怖がるんだろう・・・
親はもどかしくなっちゃいますね。
でも、そこにはその子なりの理由があるんです。
施設&保育園経験から、理由と対策お伝えします!
Contents
失敗を怖がる子供・挑戦しない子供の理由
(1)セリグマンの学習性無力感
セリグマンという人が行った動物実験があります。理由なくランダムに罰を与え続けると、その動物は「何をしてもダメ」と無力感を学習し、挑戦しなくなります。
できないことでも挑戦して欲しい
親心が、子どもに「無力感を学習させている」可能性があるんです。
(2)イメージの苦手さ
子どもの中にはイメージすることが苦手な子がいます。
やったらどうなるんだろう…
分からないことは恐怖です。テレビで「箱の中身はなんだろなBOX」を見ると、やってる人ビクビクしてたり恐る恐るだったりしませんか?
日常生活全てがそんな状態だったら…挑戦するのも怖いです。
(3)周りの目が気になる
成長したからこそ失敗を怖がる子も出てきます。
4歳位から周りの目が理解できるようになってきて、「周りから見られている自分」「できない自分」が気になってきます。
失敗したくないから、お友達の真似をしてみたり。
ある意味空気を読めるようになってきているともいえます。
失敗を怖がる子供・挑戦しない子供の対策
(1)できることからはじめる
ほんとうに小さいことからでいいんです。できることから始めましょう。それも難しければ、はじめかおわりのできるところだけやるのがコツです。
例えば着替えなら…
- (はじめ)頭を入れるだけ
- (おわり)すそを降ろすだけ
なんて感じで、できないことでもできる部分を見つけて任せていくと、自信につながります。
(2)イメージしやすくなる見本を見せる
大人や友達がやってみせるとイメージがしやすくなります。
兄弟で下の子は器用
なんて言われませんか?完璧にやってみせる大人と違い、自分より少し大きい子が失敗も成功も見本になってやってくれるので、上達も早いんです。
(3)周りを気にしない工夫
「できない」って怖がる子に対して、有効なセリフがこれです。
- 「ママ(先生)もできないよ~困ったなぁ~」
- 「ママ(先生)頑張るから少しだけ手伝ってくれる?」
今までだと
自分ができるかどうかママ(周り)に見られてる…
と緊張してしまう状況でも、
ママのために手伝う!
同じことでも子どもの気持ち、大きく変わります。ほんのちょっとしたことなんですが、これで毎日教室まで泣きながら抱っこで登園していた子がガラリと変わったんです。
「教室まで頑張っていこう!」→「〇〇まで先生のこと連れて行って~v(はぁと)」
これだけでした。(その前に信頼関係作りもありました)
不特定多数の周りからの視線を気にしなくてすむ方法は、見るべき人を決めること。
「誰かのために」って強いんだなって思います。
失敗を怖がる子供・挑戦しない子供まとめ
失敗を怖がる子供・挑戦しない子供について、なんとなく感じられたでしょうか。
ダメな子…ではなく、今の目の前にある姿もひとつの才能って見ると我が子が変わってみえませんか?
実は想像力ゆたかで慎重派な愛らしい子なんです。
その才能を、できるところを生かしていきましょうっ٩( ‘ω’ )و